スマホを機種変更したら会社のメール・アプリが使えなくなった
スマートフォンを機種変更したあと、会社のメールやTeamsにサインインできない、多要素認証(MFA)が通らないときの整理と、機種変更前にやっておくべきことです。
症状
- スマホを機種変更したら、会社のOutlookやTeamsにサインインできなくなった
- 多要素認証(MFA)アプリの通知が新しいスマホに来ない
- 認証アプリ(Authenticator)が新しいスマホに入っておらず、サインインの確認コードを受け取れない
- 古いスマホを初期化してしまったあとに、会社のアカウントに入れなくなったと気づいた
最初に確認すること
- 古いスマホがまだ手元にあり、初期化していないか確認する
- 会社のメール・Teamsなどのアプリは、機種変更後に一度サインアウト→再サインインしたか確認する
- 多要素認証(MFA)に使っているアプリ(Microsoft AuthenticatorやGoogle Authenticatorなど)は何かを確認する
原因候補
業務アプリのサインイン情報は自動で新端末に引き継がれない
Outlook・Teamsなどのモバイルアプリは、機種変更しても自動ではサインイン状態が引き継がれません。新しいスマホ側で改めてサインインし、その際に多要素認証を通す必要があります。
多要素認証アプリ自体が新端末に未設定
Microsoft AuthenticatorやGoogle Authenticatorは端末に紐づくアプリのため、新しいスマホに入れて認証情報を移行する前に古いスマホを初期化してしまうと、認証コードを受け取れなくなります。
MDM(モバイル端末管理)側の登録が古い端末のまま
会社がMDMで端末を管理している場合、新しい端末を登録し直す(古い端末を登録解除する)手続きが別途必要です。
切り分け
以下を確認すると、原因を絞り込みやすくなります。
Q. 古いスマホはまだ手元にあり、初期化していませんか?
Q. 多要素認証(MFA)に使っているアプリは何ですか?新しいスマホに入れましたか?
Q. 会社としてMDM(モバイル端末管理)で端末を管理していますか?
解決方法
機種変更前にやっておきたいこと
- Microsoft Authenticatorを使っている場合、アプリの「設定」→「バックアップ」でクラウドバックアップを有効にしておく(Android/iPhoneで方法が異なります)
- Google Authenticatorを使っている場合、アプリ内の「アカウントを移行」機能で表示されるQRコードを新しいスマホで読み取る準備をする
- 新しいスマホが問題なく使える状態になるまで、古いスマホは初期化せずに残しておく
機種変更後にサインインできない場合
- 新しいスマホでまず多要素認証アプリ(Authenticator)を有効化し、認証コードを受け取れる状態にする
- そのうえでOutlook・Teamsなど業務アプリに新しいスマホでサインインし直す
- 認証アプリの移行もできず完全にサインインできない場合は、情シス・管理者にMFAのリセット(再登録)を依頼する
MDMで管理されている端末の場合
- 情シス・管理者に、古い端末の登録解除(Retire)と新しい端末の登録を依頼する
- 自分でできる場合は、会社のポータル(Company Portalなど)から古い端末のリセット・登録解除を行う
古いスマホを処分・下取りに出す前に
- 新しいスマホで会社・個人どちらのアカウントも問題なく使えることを確認してから、古いスマホのサインアウト・初期化(出荷時設定に戻す)を行う
- 会社支給の端末の場合、自己判断で処分せず、情シス・管理者の指示に従う